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2024/02/23

マジシャンの役割

どうも!マジシャンのぶです。
今回はマジシャンの役割というテーマをお話しします。

マジシャンという職業は100年以上前から存在して今まで受け継がれています。今も昔もその本質的な役割は変わっていません。それは魔法のような演出で観客を楽しませることです。マジシャンは観客が見たり、聞いたりしたいと望んでいるものを舞台に映し出す鏡のような存在とも言えるでしょう。

アラジンがランプをこすった時、不思議な現象が起こります。それを現実に起こす役がマジシャンであり、予期せぬやり方、そして興味あるやり方で行うのです。人は魔法はないと頭では理解していますが、心の奥底では魔法のような体験をしたいと望んでいます。ディズニーランドやファンタジー映画が人気な理由はまさにこのことを証明しているでしょう。子供のように童話の世界や幻想の世界を体験してみたいのです。魔法の杖を一振りすると願いが叶うということを人は本能的に夢見ています。

マジシャンは特別な道具を使って手品を演じていると一般の人に思われがちですが、実は手品を構成する素材は単純なものなのです。コイン、ハンカチ、ボール、ロープ、トランプなど普段からよく目にする当たり前の物に想像力と演出を加えてあり得ない現象を引き起こす。たった300円のトランプに想像力と演出をかけて10,000円以上の価値あるマジックショーを生み出すこともできます。過去の偉人たちは1メートルのロープ1本だけで15分もの間、観客を楽しませてきたマジシャンもいました。道具そのものに価値はありません。それをどのようにして見せるかという演出、想像力のアイデアにこそ価値があるのです。

”マジシャンは魔法使いの役を演じる役者である”
これは100年近く前に実在したロベール・ウーダンというマジシャンが言った言葉です。魔法というものは存在しませんが、魔法のような演出を見せることで観客を非日常の世界へと連れいくというのがマジシャンの役割であり、この本質的な役割は100年前から変わっていません。私も魔法使いの役を演じて観客に非日常を楽しんでもらえるよう頑張りたいと思います!

『手品の館スマイル』
当店は秋田市大町にあるマジックバー。目の前30センチでマジックを見ることができます。カウンター7席の小さなお店に大きな感動がある。何は起こるか分からないドキドキ、未知の体験をするワクワク。明日の活力になる最高のエンターテインメントをあなたに届けます。デートや記念日の思い出作りにピッタリな非日常を楽しめるバー。あなたとお会いできる日を心待ちにして本日も営業しています。

マジシャンの役割
マジシャンの役割

2024/02/12

マジックの歴史

どうも!マジシャンのぶです。
今回はマジックの歴史というテーマをお話しします。

遠い遠い昔。マジックの歴史が始まったのはいつなのか。その詳細は諸説あって、紀元前にも遡ると言われています。宗教の重要な部分として活躍したり、人々の生活のなかの娯楽として行われていたり、マジックの不思議が与える影響力は強力だったそう。

大昔はマジックという言葉の概念がなかったので、人々は本物の魔術を使っていると思っていたようです。マジックのタネ仕掛けを明かさずに交霊術や魔術といったオカルトとして演じられており、人々はマジシャンに未来の予言や心の救いを求めていました。交霊術とは死者の霊を呼び起こして死者と話す話すことで、これから起こる未来を予言したり、病気を治したりするというものです。(実際にはそんなことできませんよ笑)

こんな話を聞くとバカバカしいと思うかもしれませんが、当時の人々は先の見えない不安な心の状態を救ってくれる存在を欲していた。マジシャンが起こす不思議な現象に希望を見出して生きる活力を得ていたのです。ただ、マジシャンの影響力があまりにも強くなってしまうことを恐れた中世ヨーロッパ時代の政府と教会は「魔女狩り」という刑罰を実行してマジシャンを処刑してしまったのです。この時代はマジシャンの暗黒時代と言われていて、たくさんのマジシャンが殺されてしまったという恐ろしい歴史がありました。

そんな恐ろしい歴史を断ち切ろうと、1584年にイギリスのレジナルド・スコットというマジシャンが『妖術の開示』というマジックを解説した本を出版したのです。この妖術の開示は世界最古のマジック解説本とされており、この本が出版されることで、マジックは交霊術や超能力ではなくタネ仕掛けがあるエンターテインメントだということが世間に知れ渡りました。そこからはマジックをオカルトのようなものではなく、タネ仕掛けがあると分かっていながらも、その幻想を楽しむ娯楽として定着していきます。

今では立派な仕事として認められているマジシャンも大昔は様々な苦難を乗り越えて受け継がれてきました。オカルトや超能力という演出ではなく、タネ仕掛けがあるエンターテインメントという側面からマジックを演出しなければならない。何世紀もの時を経て確立されたマジックという芸術を大切にして人の笑顔を作っていこうと思います。

『手品の館スマイル』
秋田市大町にある目の前30センチで手品が見れるマジックバー。
誕生日や記念日の思い出作りにピッタリなバーです。幸せな思い出を刻むエンターテインメント、退屈ぶっ壊す未知なる体験をしてみませんか?あなたとお会いできる日を心待ちにしています。

マジックの歴史
マジックの歴史

2024/02/10

マジックに必要なテクニック

どうも!マジシャンのぶです。
今回は、マジックに必要なテクニックというテーマでお話しします。
よくお客様から手先が器用でないとマジックはできないのか?と聞かれます。マジシャンは指先が器用だというイメージを多くの人が持っていると思いますが、実際には指先の器用さはマジックにおいてあまり必要ありません。では、マジックに必要なテクニックとは何なのか?それは、「ミスディレクション」です。ミスディレクションとは観客の注意や視線を、注目されるとまずい部分からそらせるという技法です。”あっUFO”と言って人の視線を別の方向に向けさせるドラマのシーンなどがありますが、あれもミスディレクションを使っていると言えます。(実際のマジシャンはもっと高度な心理誘導で視線を操っています。わかりやすい例として挙げました。)

「マジシャンは一人で演技しなければならないが、私はミス・ディレクションという助手をつれている』
これはジョン・ラムゼイというミスディレクションの名人が放った言葉です。マジシャンが何か秘密の動作をするときは必ずミスディレクションを使っています。上手なマジシャンほどこれを器用に使いこなして魔法のような現象を生み出すことができる。

ミスディレクションについては研究すればするほど奥の深いテクニックです。これを極めたマジシャンは人が着けている腕時計を奪ったりすることもできます。(もちろん最後は返してますよ笑)人の思考や心理を巧みに操って視線を誘導していけば、あり得ないと思われることでも実現できてしまう。お客様が驚いた表情をその場で見れるのはマジシャン冥利に尽きますね。マジックに必要なのは手先の器用さではありません。人の注意を操るミスディレクションこそがマジシャンの生命線となる土台の技術です。


『手品の館スマイル』
当店は目の前30センチで手品が見れるマジックバー。秋田市の観光客にも人気のエンタメスポットで、県外からのお客様もたくさん来て頂いてます。”目の前30センチの奇跡”これが当店のコンセプトです。ミスディレクションを使ったあり得ない不思議は、まるで魔法の世界に入ったかのような興奮を楽しめる。退屈ぶっ壊す未知の体験をしてみませんか?あなたとお会いできる日を心待ちにしております!

マジックに必要なテクニック
マジックに必要なテクニック

2024/02/09

マジシャンの三原則

どうも!手品の館スマイルのマジシャンのぶです。
今回は、マジシャンの三原則というテーマでお話しします。

マジシャンの三原則。これはハワード・サーストンというマジシャンが定説したもので、サーストンの三原則とも呼ばれています。その三原則の内容は以下の通りです。

原則①「これから起こる現象を説明してはならない」
マジックとは何が起こるか分からないという先の見えない展開にドキドキ・ワクワクして楽しめるのに、これから起こることを言ってしまうと観客の興味は一気に沈んでしまいます。映画のネタバレをしてしまうと楽しさがなくなるように、マジックもこれから起こることをネタバレしてはいけないというのが第一の原則です。

原則②「同じマジックを繰り返してはならない」
マジックは一回だけしか見れないからこそ印象に残るエンターテインメント。それを何度も見せてしまうと観客の目が慣れてしまい、感動が薄くなってしまいます。はじめは美味しく食べていた高級料理も、短い時間に何度も食べていれば慣れてしまう。最初に感じた美味しさを楽しめなくなるのと同じです。マジックの繰り返しはやってはいけないというのが第二の原則。

原則③「種明かしをしてはならない」
これは当然といえば当然ですが、タネを明かしてしまうと意外性がなくなり興味を失います。観客に「なんだ、そんなことだったのか」と幻滅されるのは絶対にあってはならないこと。マジシャンである以上は種明かしなどせず、マジックの不思議を楽しんでもらうことに注力すべきというのが第三の原則。

これらがマジシャンの三原則です。ただ、これを盲目的に信じる必要はないと思います。状況によってこれから起こることを言っても盛り上がることもありますし、繰り返しマジックをした方が盛り上がることだってあるからです。臨機応変に対応できる柔軟さを持ってマジックができると可能性の幅が広がりますね。


『手品の館スマイル』
当店は目の前30センチでマジックが見れるバー。
まるで魔法のような非日常を体験することができます。秋田市の観光スポットとしても人気です。
県外からのお客様もたくさんいて、楽しい時間を過ごせます。退屈ぶっ壊す未知の体験をしてみませんか?あなたとお会いできる日を心待ちにしています。

マジシャンの三原則
マジシャンの三原則

2024/02/08

過去の偉人マジシャン

どうも!手品の館スマイルのマジシャンのぶです。
今回は過去に存在した偉大なマジシャンをご紹介します。

その名は、ハリー・フーディーニ。ハンガリー生まれで本名はエーリッヒ・ワイス。20世紀前半、マジックの世界だけでなくボードビル全体でも人気のあるマジシャンでした。マジックの腕も去るとこながら、彼が得意としていたのは「脱出術」という芸です。「脱出術」とは手錠をかけられたり、ロープで縛られてもそこから抜け出すというパフォーマンス。脱出不可能と言われる刑務所の独房から見事に抜け出すことができたという逸話もあります。

日本ではあまり知られていないですが、アメリカでは超有名なカリスマ的存在でした。フーディー二の資料館もアメリカにあるみたいです。フーディー二をモデルとした映画も制作されており、アメリカにおける影響力の強さが分かります。常識では考えられない脱出劇に人々は超能力なのか、と思う人もいたそうですが、フーディー二は自らをマジシャンだと断定して、心霊現象や怪奇現象を否定していました。あくまで、種仕掛けがあるエンターテインメントであることを観客に理解してもらったうえで、不思議を楽しんでもらうというスタイルだったそうです。

「ショーマンシップの秘密は、実際に演者がやってみせたことにあるのではなく、好奇心に満ちあふれた観客に、演者が本当にやったのだと思い込ませるところにある」 ハリー・フーディー二 
不可能を可能にするフーディー二の脱出術は、”こんなことができたらいいな”という人々の夢を体現する最高のエンターテインメントだったのかなと私は思います。人に夢を与える仕事ってかっこいいですね!私もそんなマジシャンになりたいものです!

『手品の館スマイル』
秋田市大町にあるマジックが見れる不思議なバー。
大切な人との記念日や誕生日の思い出作りにピッタリなエンターテインメントスポットです。あなたの人生にマジックという驚きのスパイスを入れてみませんか?いつでもお待ちしております。

下の写真はハリー・フーディーニ!

過去の偉人マジシャン
過去の偉人マジシャン